【SDGs対応】環境問題に配慮した新素材で、インクジェットメディアも環境にやさしく
2021/07/30 00:00

SDGsへの関心が高まる中で、広告や販促物についても、使用後の環境配慮が求められています。そんな中、ニチエから環境に配慮した新製品が発売され話題になっています。
今回は、使い捨てられていた広告・販促資材をリサイクル・再資源化する取り組みをご紹介します。

インクジェットメディアのリサイクルについて

インクジェットメディアのリサイクルについて

タペストリー用エコファブリック(NIJ-RF200P)

使用済みペットボトルを100%使用しているタペストリー用の防炎クロスは、使用済みPETボトルのリサイクルにより、廃棄物の低減やマイクロプラスチックゴミによる海洋汚染の低減に繋がります。 使用後も、回収し「RPF」固形燃料へと生まれ変わらせるサーマルリサイクルを行っています。感染のリスクを軽減するアイテムです。

特徴・用途

・使用済みペットボトルを100%原料として使用
・通常の防炎クロスと比較しても同等以上の高発色
・従来のエコ製品と比較しても安価
・タペストリーやバナースタンド

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ECOダンボールパネル(NDボードII)

店舗内で使用されるポスターやPOPなどの下地材はポリスチレン製のパネルが多かったが、ダンボール素材にすることでプラスチックゴミの削減に貢献します。
使用後も、回収し「RPF」固形燃料へと生まれ変わらせるサーマルリサイクルを行っています。

特徴・用途

・使用済み飲料パックなどの古紙を100%原料として使用
・芯材が白く、意匠性が高い
・UVダイレクトプリント可能
・トップボード、POP、案内サイン什器、陳列棚等

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使用後も生まれ変わる広告・販促物

固形燃料化で再活用

使用後のインクジェットメディアやダンボールパネルを回収し、RPFという固形燃料に成形することで、再資源化。
「サーマルリサイクル」の取り組みにより、環境負荷低減に繋がります。


・埋め立てゴミの低減
・廃プラスチックの循環
・温室効果ガスの排出低減
・エネルギーの有効活用

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RPF固形燃料の特徴とメリット

「RPF」とは、Refuse Paper&Plastic Fuelの略称です。
古紙及び廃プラスチック類を主原料とした固形燃料のことを指します。
RPFは、含水量が低いが発火の危険性は低く、貯蔵特性に優れており、熱量の調整も容易という利点があり、石炭やコークス等、化石燃料の代替として製紙会社・鉄鋼会社・石灰会社など多くの産業で有効活用されています。今後の安定供給のためにも必要なリサイクルであると考えられています。

RPF利用のメリット

①環境にやさしい
②品質が安定
③熱量のコントロールが可能
④高カロリー
⑤ハンドリング性が良い
⑥ボイラー等焼却炉における排ガス対策が容易
⑦他燃料と比較して低価格

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まとめ

SDGsへの意識が高まり続ける中、社会課題・環境問題への配慮はさらに重要視されていくと思われます。
資源を有効活用し、環境への不可を低減する製品を使用することで、企業ブランド力の向上やステークホルダーとの関係性向上が期待できるのではないでしょうか。

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